[本]今日の読み物『しらない町』
しらない町 (早川書房)
今月の早川の新刊から、なんとなく、いや、著者の前作が面白かったのでこれをチョイス。
映画監督を夢見るバイト青年が、仕事の成り行きで独居老人の遺体を発見。
その遺品の中から映画関係の品物である遺された8ミリフィルムに刺激されて、
老人の人生の痕跡を追跡していくというお話。
人の過去を追ううちに、夢ばかり追ってフリーター生活を続ける自分の人生も見直すことになる成長物語ですが、
説教臭くはないのでするする読めます。
何故、この老人は孤独死を選んだのか、という全体を貫くテーマとその周辺のミステリーは、
掘り下げ方的にもただの味付け。この話のテーマは、人の生きっぷりであり、人生賛歌です。
私的にはCROSS†CHANNELのエンディングを思い出しました。
人は、全然孤独なんかじゃない。
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